カジュアルシーズン3

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ミカエラ・ワトキンス&トミー・デューイー、主演の2人が脚本でもタッグを組んだ!
個性豊かなゲスト俳優と才能豊かな女性監督の面々が彩りを添えるシーズン3。
ヴァレリー、アレックス、ローラが繰り広げる人生の旅から引き続き目が離せない!

シーズン3 見どころ

ミカエラ・ワトキンス&トミー・デューイー、主演の2人が脚本でもタッグを組む!

米ケーブル局USA Networkのコメディーシリーズ「Benched(原題)」で、企画・脚本を共同で務めたミカエラ・ワトキンス。(ちなみに、「Benched(原題)」の主演は本作にもエミー役で登場するイライザ・クープと、スーパー!ドラマTVで放送中の「S.W.A.T.」にディーコン役で出演しているジェイ・ハリントン。)そして、Foxのコメディーシリーズ「Sons of Tucson (原題)」と、Verizonが所有していたモバイル動画サービスgo90のコメディーシリーズ「Now We're Talking(原題)」で、企画を共同で務めたトミー・デューイー。トミー・デューイーは、「Now We're Talking(原題)」で全米脚本家組合賞(WGA)にノミネートされた経歴も持つ。本作で主演を務めるこの2人が、なんと今シーズン第8話の脚本を共同執筆しているのだ。本作の企画・脚本を担当するザンダー・レーマンによると、過去2シーズンを通して、2人がこの作品とそれぞれのキャラクターをとてもよく理解していることが分かり、かつ、2人は脚本執筆の経験もあったので、今シーズンに入って2人に脚本を書いてみないか? と持ちかけてみたと言う。2人はとても喜び、ライターズ・ルーム(=アメリカのTVシリーズに特有の、複数の脚本家が集ってストーリー展開やエピソード構成を決めていく作業部屋)に数週間にわたって入ったことにとても興奮していたと言う。ザンダー・レーマンは彼らの執筆した原稿に満足し、書き直しもしなかったし、とても楽しい経験だったと語っている。また、トミー・デューイーも“姉”ミカエラ・ワトキンスと脚本を執筆したことについて、2人とも脚本家としても活動していたとは言え、本作でこのような形で脚本を執筆、しかも共同で執筆することになるとは思ってもいなかったとコメント。ヴァレリーとアレックスという2人のキャラクターを2シーズンにわたって演じきった後に、脚本執筆の機会を与えられるなんて面白い手法だと思ったし、そうすることによって僕たちの負担が少し軽くなったと語っている。

今シーズンのゲスト俳優と監督も引き続き豪華な顔ぶれ!

今シーズンのゲスト俳優たちも個性豊かな面々が揃っている。まず何と言っても強烈なインパクトを与えてくれるのがマヤ・アースキン。第5話目からレイ役で登場する。レッドカーペットでの出立ちからは想像できないほど、体当たりの演技でレイに大変身している。マヤ・アースキンは、アメリカ人のジャズドラマーでグラミー賞受賞歴もあるピーター・アースキンの娘であり、母は東京出身の日本人という日系人ハーフ。最近では米Huluのコメディーシリーズ「PEN15(原題)」で企画・脚本・主演を共同で務め、Disney+のミニシリーズ「Obi-Wan Kenobi(原題)」にも登場予定だ。そして、第6話からジュディという重要な役どころで登場するのがジュディ・グリア。映画『13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ』『幸せになるための27のドレス』『ジュラシック・ワールド』『アントマン』など数多くの作品に出演し、CBSのコメディーシリーズ「ハーパー★ボーイズ」では1人で3つのキャラクターを演じ分けたほどの実力の持ち主だ。さらに、ジュディ・グリア演じるジュディの息子クラーク役で登場するのがGunnar Goldberg。第8話と第10話に少し登場するだけだが、Young Entertainer AwardsとYoung Artist Awardsにノミネートされるという快挙を成し遂げている。昨シーズンから引き続き、ジェニファー役のケイティ・アセルトンと、ジャック役のカイル・ボーンハイマーも登場する。昨シーズンも女性監督の活躍が目立ったが、今シーズンはそれがさらにパワーアップしている。企画・脚本のザンダー・レーマンは今シーズンの製作段階から、女性の声を取り入れるために女性監督を積極的に登用する意思を示していた。2015年にトロント国際映画祭初のTV部門で本作が露出したことも、夢のようなコラボレーションを実現するきっかけになったと言う。全13話のうち9話が女性監督の手に委ねられており、今シーズンで一番美しいエピソードと言われる第2話、そして第3話を監督したのがキャリー・ブラウンスタイン。『キャロル』などに出演する女優で、「A.P. Bio(原題)」「Mrs. Fletcher(原題)」などの監督を務め、今後の監督としての活躍が期待される。第4、5話の監督は『私にだってなれる! 夢のナレーター単願希望』『理想の結婚生活』のレイク・ベル。第6、7話の監督は「フアン家のアメリカ開拓記」「デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~」のAmy York Rubin。第10、11話の監督は『Obvious Child(原題)』のGillian Robespierre。そして、昨シーズンから引き続き、『ラブ・トライアングル』「リトル・ファイアー ~彼女たちの秘密」の故リン・シェルトンが第1話の監督を務めている。

ストーリー

夫の浮気が原因で離婚を決めた精神科医ヴァレリーが、多感な10代の娘ローラを連れて、親愛なる弟アレックスの家に転がり込んでくる。そして、3人の不思議な共同生活が始まった。人気出会い系サイトSnoogerの共同創設者であるアレックスは、カジュアルデートが得意。離婚したばかりのヴァレリーが新しい人生を送れるよう、カジュアルデートの手ほどきをする。最初は失敗続きだったヴァレリーもだんだんとデートライフを楽しめるようになっていき、ローラの教師マイケル、ヴァレリーのクリニックの隣に引っ越してきたジェニファーが紹介したハリー、同じくジェニファーが主催したゲームナイトで出会ったジャックなど、数々の男性とのロマンスを楽しむようになる。しかし、どの男性とも本格的な関係に発展することはなかった。そんな折、元夫ドリューと会計士のもとへ出向かないといけなくなったヴァレリー。離婚手続きの最終段階に到達した2人は最後の別れを告げるが、久しぶりに2人きりの時間を過ごしたことで結婚時代の甘い思い出が蘇り、一夜を共にしてしまう。一方、Snoogerの隠れアカウントで本命の女性エミーに出会ったアレックス。エミーは1人の男性に縛られない主義だったが、アレックスはエミーと真剣な関係になっていく。しかし、家族ぐるみで出かけた先で、ヴァレリーとエミーが一線を越えたところを目撃してしまい、エミーとの関係は崩れてしまった。その後も災難は続き、今度はSnoogerの経営状態が悪くなり、ベンチャーキャピタリストのジョーダンから再生の話を持ちかけられる。意を決してその話に乗ったアレックスだったが、ジョーダンの婚約者が元カノのサラであることを知り、あろうもことか彼からサラを奪ってしまう。そして、ジョーダンとの関係は公私ともに崩れてしまった。しかし、一度ダメになった相手とのロマンスがうまくいくわけもなく、サラと再度別れたアレックスは、ヴァレリーの隣にクリニックを構えるジェニファーのもとでセラピーを受け始める。ローラには同級生の彼がいたが、彼の浮気を目撃したローラは、仕返しとして自分と彼のセックステープを校内にさらすという自虐的な行動に出る。彼に別れを告げたローラは教師マイケルに恋をするが、ヴァレリーとマイケルの関係を知り、再び失恋。学校にいられなくなったローラは、アレックスによるホームスクールを経て、転校を果たした。転校先で出会った女の子オーブリーと同性として以上に親密な関係になりつつも、ガンを患った余命わずかな男の子スペンサーに惹かれていくローラ。ついにはスペンサーを選び、棺を見に行ったり、記念にタトゥーを入れに行ったり、一風変わったデートで残された日々を楽しむローラだったが、ある日、スペンサーから治療のおかげでガンが縮小し始めたことを告げられる。一瞬は喜ぶローラだったが、スペンサーが死なないことで、彼に興味を失ってしまった自分に気づく。ヴァレリーが40歳節目の誕生日を迎えた日、サプライズパーティーを主催したアレックスだったが、ここでも様々なアクシデントが勃発。耐えきれなくなったヴァレリーは家を出て行こうとするが、そこへ救急車が到着する。運ばれて来たのは、ヴァレリーとアレックスの父チャーリーだった。またもや母ドーンに出て行かれ、自宅で1人暮らしていたチャーリーだったが、病に倒れていたのだった。ヴァレリー、アレックス、ローラに自分を安楽死させてくれと頼むチャーリー。3人は安楽死を決行し、葬儀を済ませる。日常が戻り、当初の予定通り、ヴァレリーはローラを連れてアレックスの家を出て行くことに。そして、それぞれがモヤモヤを抱えたまま3人の新生活が始まるが、母ドーンが突如公表した家族の秘密が、ヴァレリーとアレックスを衝撃の渦に包み込む。

各話あらすじ

放送時間

キャスト

ヴァレリー・コール/Valerie Cole

離婚を決断し、10代の娘を連れて弟アレックスの家に転がりこんできたヴァレリー。精神科医として自分のクリニックを持ち成功を収めているが、自身のコンサルテーションは苦手なよう。複雑な家庭環境で育ったヴァレリーとアレックスの絆は鋼よりも固く、お互いがお互いを支えている。アレックスの手助けもあり、再びデートライフを楽しめるようになったヴァレリーだが、どの男性とも本格的な関係には発展していない。そんな折、元夫ドリューとも一夜を共にしてしまい……。親愛なる弟アレックスとの関係にも珍しくヒビが入り、心機一転アレックスの家を出ることに決め、娘ローラとの2人暮らしが始まる。しかし、そんな散々な日々に追い討ちをかけるように、母ドーンから驚くべき事実を明かされる。

ミカエラ・ワトキンス Michaela Watkins

1971年12月14日、米ニューヨーク州生まれ。マサチューセッツ州ボストン郊外の上品な町で育ち、ボストン大学で美術学の学士号を取得。その後、主に太平洋岸北西部の地域劇場で経験を積み、ロサンゼルスへやってくる。ロサンゼルスでは、物語仕立ての即興コメディー団The Groundlingsに所属しながら学び、地元の劇場でも定期的に出演。この頃から、ドラマ「Without a Trace(原題)」やシットコム「マルコム in the Middle」などTVシリーズのゲスト出演の仕事もこなすようになる。そして2008年、「サタデー・ナイト・ライブ」シーズン34の新キャストに抜擢されるも1年でクビに。製作総指揮ローン・マイケルズからTVシットコム向きというアドバイスを受け、その直後にヒットシットコム「The New Adventures of Old Christine(原題)」で見事レギュラー出演の座を獲得。その後もコメディー「エンライテンド」や「Trophy Wife(原題)」などTVシリーズの主要キャストを務め、コメディー「Benched(原題)」では企画・脚本・製作総指揮デビュー。本作でもシーズン3で脚本を務めている。映画出演作は『カレには言えない私のケイカク』や『ふたりのパラダイス』など。

アレックス・コール/Alex Cole

人気出会い系サイトSnoogerを共同で創設するも、日々のオペレーションはパートナーに任せて自宅で悠々自適な日々を過ごしていた、独身のアレックス。Snoogerの隠れアカウントで出会ったエミーと珍しく真剣な関係に発展するが、失敗に終わってしまう。Snoogerの経営状態が悪くなり、ベンチャーキャピタリストからの誘いで再生に乗り出すが、彼の婚約者が元カノと分かり、彼女を奪ってしまう。そしてSnooger再生も、やがては元カノとの関係も終焉を迎え、さらには親愛なる姉ヴァレリーとの関係もギクシャクし出し、セラピーに助けを求める日々。ヴァレリーが家を出て行ってしまい、会計士から出費をコントロールするように言われたアレックスは、Airbnbをしつつ、新しい仕事に就く。

トミー・デューイー Tommy Dewey

1978年8月3日、米アラバマ州生まれ。コートニー・コックスやアラン・ハンターの母校でもあるマウンテン・ブルック高校を卒業し、プリンストン大学で行政・国際関係を学ぶためニュージャージ州へ移る。しかし、演技に興味を持つようになり、ロンドンの英国王立劇芸術院でトレーニングを受け、その後同じプリンストン大学卒業生のGreg Bratmanとニューヨークへ移り住み、コメディーショーの脚本を共同執筆。この、デートでの失敗談を書いた「Natalie!(原題)」がNew York International Fringe Festivalでプレミアされて好評を受け、ロサンゼルスでの演技の仕事に繋がっていく。シットコム「恋するマンハッタン」でTVデビューし、ドラマ「The Mountain(原題)」ではレギュラー出演を果たす。映画『I'm Reed Fish(原題)』や『セブンティーン・アゲイン』で脇役を務めながら、ドラマ「MAD MEN マッドメン」などにもゲスト出演し、コメディー「The Mindy Project(原題)」では主要キャストを務めた。本作ではシーズン3で脚本も執筆している。

ローラ/Laura

ヴァレリーの1人娘ローラ。自由奔放に育てられ、性的にもとてもオープン。10代だが、自分のことを大人だと思っており、精神的には成熟しているが、恋愛面では意外と未熟。自分の行いで転校することになり、転校先で余命わずかなガン患者の男の子と出会い、恋に落ちる。しかし、彼の治療が成功して生き延びれることを知った途端、興味を失ってしまった。彼と一緒に入れたタトゥーを一刻も早く除去したくなったローラは、除去代を稼ぐためにバイトを始めるも、なかなか定着せずバイト先を転々とすることになる。しかし、その先々で様々な出会いが訪れる。

タラ・リン・バー Tara Lynne Barr

1993年10月2日、米カリフォルニア州生まれ。アカデミー賞受賞俳優ギグ・ヤングの遠い親戚にあたる。放課後のプログラムで父親から演技の導入を受け、姉のステージプログラムへの参加をきっかけに自身も演技に興味を持つようになる。子供向け劇場を卒業後、TVや短編映画のちょい役を経てディズニーチャンネルシリーズ「The Suite Life of Zack and Cody(原題)」などに出演するも、プロの役者になるためにはもっと実質的な仕事をしなければならないと決心する。高校卒業直前にカルトヒット映画『ゴッド・ブレス・アメリカ』への主演が決まり、この役により彼女の演技のトーンが定まった。ローズ・マッゴーワン初監督のサンダンス映画祭ノミネート短編映画『Dawn(原題)』でも主演を務め、ドラマ「アクエリアス 刑事サム・ホディアック」にもゲスト出演している。

レオン/Leon

ヴァレリーのワン・ナイト・スタンド。ヴァレリーにとってはどうでもよかったが、なんとアレックスに気に入られ、それ以来アレックスは何かにつけてレオンを呼び出しては、彼の行動に同行させたり、相談を持ちかけたりしている。アレックスはレオンにノーと言わせない勢いがあり、振り回されるレオンは時に迷惑そうにもしているが、相対的にはアレックスとの関係を楽しんでいるようにも見える。イギリス訛りが特徴で、気は小さいがとても優しい性格。作曲家。ついに長年の努力が実り、彼女ができたよう。

ナシャ・ハテンディ Nyasha Hatendi

1981年9月14日、米ワシントンD.C.生まれ。アメリカだけでなく、イギリスとジンバブエでも育ち、イギリス英語、フランス語、ショナ語に堪能。ロンドンの英国王立劇芸術院への入学をきっかけに、演技をプロとして追求することを決める。TVデビューはイギリスの医療ドラマ「Holby City(原題)」。映画デビューは、ロバート・デ・ニーロ監督2作目『グッド・シェパード』。その後しばらく短編への出演が続いた後、舞台へも出演するようになる。舞台「The Brothers Size(原題)」でローレンス・オリヴィエ賞にノミネート。当初、本作のレオンはイギリス人キャラクターとしては描かれていなかったが、キャスティング・ディレクターのジョン・パプシデラに呼ばれてオーディションを受けることになり、製作総指揮のジェイソン・ライトマンとザンダー・レーマンを見事唸らせてレオン役をゲットした。

レイア/Leia

ヴァレリーのクリニックのアシスタント。仕事だけでなく恋愛を始めとする様々な面において、ヴァレリーのよき相談相手。突拍子もないアドバイスをすることもあるが、ヴァレリーはリアを信頼しきっており、どんなアドバイスも受け入れている。ちょっと変わっているが、どんな時も正直なリアのコメントは、心地よい笑いをもたらしてくれる。ネコを飼っており、そのネコが大活躍することになる。

ジュリー・バーマン Julie Berman

1983年11月3日、米カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。幼いころから演技の道に進みたいと考えていた。最初にプロとして演技をしたのは6歳の時で、コマーシャルへの出演だった。その後も多数のTVコマーシャルに出演し、10代後半で映画やTVのオーディションを受け始める。ファミリードラマ「7th Heaven(原題)」で最初のレギュラー出演を果たし、若手俳優として注目を集める。その後も「Once and Again(原題)」、「ボストン・パブリック」、「スレッシュホールド ~The Last Plan~」と出演が続き、「General Hospital(原題)」でデイタイム・エミー賞を数回にわたって受賞しブレイクを果たした。それ以後は、「シカゴ・メッド」などゲスト出演が続いている。

作品基本情報

原題:Casual Season 3
データ:シーズン3・2017年/アメリカ/字幕/30分/今回シーズン3全13話/HD作品
製作総指揮:ジェイソン・ライトマン、ヘレン・エスタブルック、ザンダー・レーマン、リズ・ティゲラー
出演:ミカエラ・ワトキンス、トミー・デューイー、タラ・リン・バー、ジュリー・バーマン、ナシャ・ハテンディ