ストーリー
ハリウッドを擁するロサンゼルス。ペイジは経済学専攻の大学生。同じ大学に通う女優志望のキャシーと映画監督志望のジェイクは良き友達でルームメイトだ。ペイジとジェイクは互いに友人以上の感情を抱いているが、不器用な2人は自分の気持ちを相手になかなか伝えられないでいる。そんな折、ペイジはキャシーに誘われてベストセラー小説「ロックト」の映画化作品のオーディションに参加する。教育第一に考える両親の手前、経済学を専攻しているペイジだが、本心では女優になりたいと考えていたからである。
その頃、『ロックト』のプロデューサー、ニーナは、元アル中で女性関係が派手な息子レイナーのゴシップをコントロールするのに苦心していた。そのレイナーは『ロックト』への出演が決まっていたが、歌手タンジーとの三角関係が原因で絶交状態になっていた親友ジョーダンとの共演に浮かない気分だった。退屈しのぎに撮影所の窓から外を眺めていたレイナーは、オーディションに来ていたペイジを見かけて強い印象を受ける。
レイナーの相手役には既に女優としての実績があるアレクシスかダコタがキャスティングされると思われていたが、第2次選考に残ったペイジは、監督やニーナも驚くほどレイナーと抜群の相性を見せつけ、見事、ヒロインのオーガスト役を射止めるが……。
ハリウッドで自分の場所を見つけ、新しい名声を掴み始めたペイジ。予期せぬ暴露によって引き起こされた負のスパイラルから抜け出そうとするレイナー。シーズン2では、そんな2人が共演する『ロックト』の製作が再開されるが、キャストたちの関係性は穏やかでないまま。一方で、ジェイクは映画制作の夢を追求し続け、ジョーダンは数々の隠し事により悩みが尽きず、キャシーは業界での自分の道を明確にしようとしていた。波乱万丈でドラマのような日常生活の中で、彼らはふと疑問を抱く。望むものとひきかえに、今持っているものすべてを失うことになるのか……?