ストーリー
元CIA職員で天才的な洞察力と歩く百科事典のような知識量を持つ、茶目っ気たっぷりの紳士ディラン・ラインハート。現在は犯罪精神病理学の専門家として名門ペンシルベニア大学で教鞭を執る彼の元に、ニューヨーク市警の刑事エリザベス・“リジー”・ニーダムが訪ねてきた。ディランの著書をヒントにしたと思われる連続殺人事件が発生したと言うのだ。事件発生前、ニューヨーク市警の殺人課にディランの著書と、トランプのカードが送られてきていた。そして翌日に起きた殺人現場にもトランプのカードが置かれており、この異常な事件の捜査協力を求めにきたのである。ディランはすでに隠居した身だと、未練を感じつつも断ってしまう。
そんな折、次回作の打ち合わせに出版社へ出向くと、担当編集者のジョアンからキツいダメ出しを食らうことに。「前作にあった勢いとハートが足りない」と言われたディランは、刑事から捜査協力を依頼されたことをジョアンに相談する。またとないチャンスだから絶対にチャレンジするべきとジョアンに後押しされたこともあり、天職で情熱を取り戻そうとリジーに力を貸す決意をする。一方、リジーは公私ともにパートナーだったチャーリーが殉職して以来、頑なに新しいパートナーを持とうとせず、上司であり親友でもあるジャスミンはそんなリジーを心配し続けていた。自分の街で連続殺人事件などあってはならないとする市長、マイヤーズからのプレッシャーを受けつつ、リジーはディランと本格的な捜査を開始する。