インスティンクト -異常犯罪捜査-シーズン2

ニュース

イントロダクション

未だかつてアメリカのネットワーク局ではあり得なかった異色の犯罪捜査サスペンス・エンターテインメントが、
装いを新たにますますパワーアップ!
新シーズンではニューフェイスも加わり、謎深き連続殺人事件の解明に挑んでゆく!!

シーズン2 見どころ

新たな仲間も加わり、謎の連続殺人事件を紐解いてゆく

シーズン2の第1話の殺人事件現場では、眠りの森の美女のように胸元まで布が掛けられていた死体が発見されるところから幕を開ける。そして「スリーピング・ビューティ(眠れる美女)事件」と呼ばれるようになったこの殺人事件は、もともとネブラスカ州で起きていたことが分かってくる。ニューヨークで発生した「スリーピング・ビューティ事件」について聞きつけたネブラスカ州ガーフィールド郡の刑事ライアン・ストックは、アメリカ合衆国のど真ん中の小さな町から車を走らせはるばるニューヨークまでやってきたのだった。そんな爽やかで実直な刑事ライアン・ストックを演じるのは、2014年から2018年まで放送された「ザ・ラストシップ」でダニー・グリーン大尉を演じ、2007年のマイケル・ベイ製作の『トランスフォーマー』やリメイク版『13日の金曜日』に出演したトラヴィス・ヴァン・ウィンクルだ。彼が扮するライアン・ストック刑事は、NYPDのニューフェイスとなって捜査チームと共に「スリーピング・ビューティ事件」に携わることになる。ライアン刑事のNYPDへの仲間入りは、リジーとディランの関係性にも好影響を及ぼすことになり、前シーズンの2人には見られなかったような駆け引きも展開される。また、ライアンを演じるトラヴィス・ヴァン・ウィンクルも、「ブロードウェイ出演経験が豊富なキャストたちの中に加われることは、刺激的でとても嬉しい」と番組に参加することができた喜びを述べている。熱望していたアクションシーンも演じることができたというトラヴィスの充足感が、画面から感じ取れるはず。

キャスト&スタッフの相性抜群!

ディランを演じるアラン・カミングは新シーズンを迎えるにあたり、「シーズン2では皆がリラックスするようになったから、前シーズンより雰囲気がさらに良くなっているし脚本も前にも増して面白くなっていると思う」と語った。また、キャラクター同士が互いに近い存在となり深く関わり合うようになったことも見どころだと伝えている。リジーを演じるボヤナ・ノヴァコヴィッチも、「今回は(シーズン2なので)誰がどんなキャラクターなのか知り尽くしているため、お互いについて探り合う必要がなくなったからとても自然に見えるはず」と語った。インタビュー内容によれば、撮影現場では金曜日になるとカジュアル・フライデーならぬ「オーバーオールフライデー」として全員がオーバーオールを着て仕事に現れたり、ハロウィンの日はスタッフが色々な仮装をしたりしてキャスト・スタッフ全員が楽しみながら制作に携わっていたそうだ。アラン・カミング曰く「僕の髪は本来白髪なのだけど、シーズン1の頃は染めたほうがいいかも、とか色々と視聴者の反応を気にしながら進めていた」とのこと。でも結局そういった心配事の全てが、逆に視聴者が気に入ってくれたポイントだったのだそうだ。それを知った今シーズンのディラン(アラン・カミング)の髪は、白髪の短髪。前シーズンよりもサッパリして若々しく、逆に生き生きして見えるはずだ。「これが仕事でいいの?」というほど楽しい現場だったそうなので、そのあたりを意識しながら観ると「なるほど!」と思える瞬間があるかもしれない。

ニューヨークの多様性を再現

多種多様な人種と、あらゆる国の文化が共生する街、ニューヨーク。この街には、住人と同じ数だけの生活様式が存在し、それぞれ異なった思想を持つ者同士が隣り合いながら暮らしている。そんな舞台で繰り広げられる本作だからこそ生まれた魅力的なキャラクターたちは、まさにその多様性を体現しているかのよう。警部補のジャスミンは黒人女性、白人のリジーは男勝りの刑事、リジーの恋人はインド人の元CIAという、ユニークなレギュラー陣のラインナップは魅力のひとつ。また、アラン・カミング扮する主人公ディラン・ラインハートは、ベストセラー作家でありながら大学では教鞭を取り、捜査コンサルタントも同時にこなす同性愛者。バーを営む元弁護士のアンディと結婚して幸せに暮らしているが、養子を迎え入れるために苦戦している。同性カップルが家族を増やしたいと望む時、多くの場合で障害が立ちはだかることがあるがそんな同性カップルが直面する問題をいくつかのエピソードに渡って散りばめている。また本作では、同性カップルとは一体どのようなものなのだろうか? という多くの人が純粋に抱く疑問にも答えを提供している。彼らも男女のカップル同様に、仕事のこと、家族のこと、パートナー同士のことで喧嘩と仲直りを繰り返しながら絆を深めているのだ。そんなディランとアンディの姿は微笑ましく、つい応援したくなるだろう。メディアでよく見かける先入観にとらわれたゲイカップルではなく自然な男性カップルの姿を忠実に再現できているのは、アラン・カミングを始めとするこのキャスティングだからこそ成し得たのではないだろうか。またアラン・カミングは、「同性カップルのことを全く知らないという何千万もの人々に、ゲイカップルの現実的な姿を番組を通して提示することができたと思う」とインタビューで語っている。さらに、「この番組に登場する多くの白人男性は、犯人か容疑者か被害者の親族ばかりなんだ」と笑いながら付け加えた。

ストーリー

ハドソン川で女性の死体が発見された。見つかった被害者は頭を強く殴打されているが、眠っているかのような状態で丁寧に胸元まで布で覆われている。現場に駆けつけたリジー達は、犯人がわざわざ時間をかけて死体を演出したのではないかと推測する。リジーは死体の写真を撮影して教壇に立つディランの元へと送信する。リジーがふと顔を上げたとき、事件現場の人だかりの中に怪しげな表情で見つめている男を発見する。リジーの視線に気づいた不審な男はすぐに逃亡、そのまま逃走劇へと発展する。見事な脚力で不審者を取り押さえたリジー。そのまま男は逮捕されて警察署へと連行される。するとちょうどそこに別の捜査チームが到着。どうやらつい先ほど死体が発見された現場近くのビルの一室で、別の死体が発見されたのだという。

ハドソン川での死体の写真を受け取っていたディランは、第二の殺人現場でリジーと合流する。次の被害者は、スティーブ・ジョブスと比較されるほどの天才的な女性会社経営者。人類は不老不死の肉体を手に入れることができると信じており、その方法を人々に説いていた。被害者には仕事以外の付き合いは一切無く、家族も夫だけだったという。マイナス120度の極低温室の中で体を歪めながら苦しんだ姿の死体を見たディランは、犯人が被害者に恨みを持っていた人物だと分析し、ハドソン川で発見された死体との関係性は一切ないと断定する。たしかにハドソン川で発見された死体は眠っているように演出されていた一方、極低温室の死体は無残な姿で凍りついている……。同時に発見されたこれら二つの殺人事件は、本当に同一犯の仕業ではないのだろうか?

各話あらすじ

放送時間

キャスト

ディラン・ラインハート/Dr. Dylan Reinhart (声:多田野曜平)

元CIA職員で、今は大学で異常行動学を教えている教授兼作家。授業ではチャーミングな人柄で学生たちを惹き付ける。素晴らしい洞察力、潤沢な知恵、さらに直感“インスティンクト”を兼ね備えた天才。元同僚から極秘に情報を聞き出す手立ても持ち合わせている。自分のベストセラー本を模倣した殺人事件が起こったことで、リジーと事件解決に奔走することになる。プライベートでは、バーを経営しているアンディと幸せに暮らしている。作家と教授という二足のわらじを履きながら、日々殺人事件捜査に挑んでいる。

アラン・カミング Alan Cumming

スコットランド・アバーフェルディ生まれ。1985年にグラスゴーのトロン劇場で行われたマイケル・ボイド・プロダクションの「マクベス」の公演で俳優デビュー。1998年、ニューヨークに移って「キャバレー」でブロードウェイデビューを果たした。同作でトニー賞をはじめとする数々の賞を受賞。その後、『X-MEN2』『スパイキッズ』のほか、『スマーフ』では声優として出演するなど幅広い作品に出演。近年では『チョコレートドーナツ』で同性愛カップルを熱演して話題を呼んだ。米USAネットワークの新作犯罪ドラマ「Briarpatch(原題)」に出演。

エリザベス・“リジー”・ニーダム/Lizzie Needham (声:樋口あかり)

通称リジー。ニューヨーク市警察の刑事。ある悲劇的な出来事によりしばらく相棒を持たずにいたのだが、ディランの著書を模した事件をきっかけに彼と捜査を共にするようになる。男気があり、ディランとは正反対のタイプ。ディランの悪意のない傲慢さに腹立たしさを覚えることが多いが、彼の洞察力と直感には脱帽させられている。辛い過去を乗り越えてジュリアンと恋仲になり、公私共に絶好調。

ボヤナ・ノヴァコヴィッチ Bojana Novakovic

セルビア生まれ。彼女はミニシリーズの「Marking Time(原題)」で、オーストラリア映画のアカデミー賞とテレビジョン・アーツ・アワード2004を受賞。過去にオーストラリア国立演劇学院で演技を学び、ザ・シドニー・シアター・カンパニーや、メルボルン・シアター・カンパニー、ベル・シェイクスピア・カンパニーなどを含めたオーストラリアの主要な劇場すべてで主役を演じた。映画出演作に『スペル』『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』『スカイライン-奪還-』『ハーレイクインの華麗なる覚醒』などがある。オーストラリアの公共放送ABCによる最新コメディ・ドラマ「Operation Buffalo(原題)」に出演。現在はロサンゼルス在住。

アンドリュー・“アンディ”・ウィルソン/Andy (声:佐々木啓夫)

通称アンディ。ディランを支えるパートナー。バーを営んで、幸せに彼と暮らしている。リジーのおかげで捜査現場に復帰できたディランを応援する一方、不在がちになったことで寂しい思いも抱いている。元は弁護士だったが、バー経営に転職したことを両親に隠している。子供が好きで、ディランとの養子を迎えるため日々の努力を惜しまない。

ダニエル・イングス Daniel Ings

英国生まれ。「恋愛後遺症」シリーズでルーク役を演じたことで知られる。主な出演作は、英国女王エリザベス2世の治世を描いた「ザ・クラウン」「ブラック・ミラー」、タロン・エジャトンとヒュー・ジャックマンの共演作『イーグル・ジャンプ』『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』など。「キング・オブ・メディア」の脚本家ルーシー・プレブルによる英Skyの最新コメディドラマ「I Hate Suzie(原題)」にレギュラー出演。

ジュリアン・カズンズ/Julian Cousins (声:浜田賢二)

ディランのCIA時代の元同僚。彼と同等の知識量を持つ秀才。どんな極秘情報をも手に入れることができ、ディランとリジーをサポートする心強い存在。何者かによって襲撃されてしまった自身の秘密基地には戻らず、空席となったNYPD署内のIT担当者としてとりあえずの居場所を確保する。リジーとは恋仲に発展している。

ナヴィーン・アンドリュース Naveen Andrews

英ロンドン生まれ。幼少期から演劇に興味を示し、ユアン・マクレガーやデヴィッド・シューリスと同じ時期にギルドホール音楽演劇学校で演劇を学んだ。『ロンドン・キルズ・ミー』で俳優デビュー。大ヒットドラマ「LOST」シリーズでサイード役を演じ、ゴールデン・グローブ賞やプライムタイム・エミー賞にノミネートされた経歴を持つ。主な出演作は『ブレイブ ワン』『ダイアナ』「センス8」シリーズなど。

ジャスミン・グッデン/Jasmine Gooden (声:斎藤恵理)

ニューヨーク市警察の若きエリート。エリザベスの上司であり親友でもある。NYPDの捜査チームを率いる頼もしい女性リーダー。酒にめっぽう強く、前日にいくら飲んでも翌日は爽やかに出勤する。捜査規範を破ったディランをクビにするのだが……。

シャロン・リール Sharon Leal

米アリゾナ州生まれ。 主な出演作は「ボストン・パブリック」『 ドリームガールズ』「GRIMM/グリム」「グッド・ワイフ」「SUPERGIRL/スーパーガール」など。米NBCの新作ドラマ「Council of Dads(原題)」に出演。歌手として活躍する一面も。

作品基本情報

原題:INSTINCT
データ:シーズン2・2019年/アメリカ/二カ国語&字幕/60分/全24話(今回シーズン2全11話)/HD作品
製作総指揮:マイケル・ローチ、マーク・ウェブ、アレックス・カーツマン、ヘザー・ケイデン、ジェームス・パターソン
出演:アラン・カミング、ボヤナ・ノバコヴィッチ、ダニエル・イングス、ナヴィーン・アンドリュース
日本語吹き替え:多田野曜平、樋口あかり、佐々木啓夫、浜田賢二、斎藤恵理