ストーリー
ハドソン川で女性の死体が発見された。見つかった被害者は頭を強く殴打されているが、眠っているかのような状態で丁寧に胸元まで布で覆われている。現場に駆けつけたリジー達は、犯人がわざわざ時間をかけて死体を演出したのではないかと推測する。リジーは死体の写真を撮影して教壇に立つディランの元へと送信する。リジーがふと顔を上げたとき、事件現場の人だかりの中に怪しげな表情で見つめている男を発見する。リジーの視線に気づいた不審な男はすぐに逃亡、そのまま逃走劇へと発展する。見事な脚力で不審者を取り押さえたリジー。そのまま男は逮捕されて警察署へと連行される。するとちょうどそこに別の捜査チームが到着。どうやらつい先ほど死体が発見された現場近くのビルの一室で、別の死体が発見されたのだという。
ハドソン川での死体の写真を受け取っていたディランは、第二の殺人現場でリジーと合流する。次の被害者は、スティーブ・ジョブスと比較されるほどの天才的な女性会社経営者。人類は不老不死の肉体を手に入れることができると信じており、その方法を人々に説いていた。被害者には仕事以外の付き合いは一切無く、家族も夫だけだったという。マイナス120度の極低温室の中で体を歪めながら苦しんだ姿の死体を見たディランは、犯人が被害者に恨みを持っていた人物だと分析し、ハドソン川で発見された死体との関係性は一切ないと断定する。たしかにハドソン川で発見された死体は眠っているように演出されていた一方、極低温室の死体は無残な姿で凍りついている……。同時に発見されたこれら二つの殺人事件は、本当に同一犯の仕業ではないのだろうか?