ストーリー
舞台はシーズン1から数か月後、初夏のアルゴンキン・ベイ。暗く長かった冬がやっと終わりを迎え、全てが青々と色鮮やかに見える季節が到来した。しかし、暖かく日の長い季節のはじまりは、同時に冷酷な悪人たちが血を求めて活動しはじめる時期でもあるのだ。シーズン2のはじめ、カーディナルの生活は落ち着きを取り戻したように見える。彼に関する内部調査は相棒デロームのおかげで解決し、過去の暗い事実をエサにした脅迫からも解放された。妻キャサリンは家に戻り、再び彼女らしさを取り戻しつつある。娘ケリーも秋から芸術系の学校に通うべく奮闘しており、カーディナルを取り囲む環境は安定しようとしていた。しかし、そんな落ち着いた平和な日々は、ある事件によって一変する。カーディナルとデロームは、頭に銃弾を抱えた若い女性が関係している不思議な事件に遭遇する。その“赤毛の女性”は、自分が誰なのか、どうやってそこへ来たのか、誰に撃たれたのか何も記憶がない。その後、2人は“赤毛の女性”を撃ったと思われる容疑者を突き止めるが、その人物は遺体で発見される。容疑者を捜索するカーディナルとデロームの2人は、“赤毛の女性”と協力して事件の真相を突き詰めていくが、2人が殺人犯の正体を明らかにしようとする中で、想像していたよりも複雑な危険が2人を待ち受ける……。