ストーリー
ブルックリンで妻と子供たちとともに平凡だが幸せな暮らしを送っていた、高校教師で作家志望のノア。有名作家の父親を持ち、裕福な家庭の一人娘として何不自由なく人生を送ってきた、ノアの妻ヘレン。ロングアイランドの外れの町モントークでウエイトレスをしながら、当時4歳だった息子の死の悲しみからいつまで経っても抜け出せずにいるアリソン。同じく息子の死の悲しみから抜け出せず、モントークで破産寸前の牧場を経営するアリソンの夫コール。
ある夏休みにこの4人がモントークで出会った時、この悲劇の物語は始まった。ノアとアリソンの不倫、ノアとヘレンの離婚、アリソンとコールの離婚、アリソンが働くダイナーのオーナーからの脅迫、コールの弟の薬物問題、コールの牧場売却、ノアとアリソンの結婚、ノアとヘレンの親権問題、ノアの小説完成、アリソンのコールとの娘の妊娠、ヘレンによるコールの弟ひき逃げ事件、ノアの服役……。
ノアが3年の服役を終えて出所してきて、すべての悲劇が過去のものになったはずだった。大学教授の職に就いたノアは日常を取り戻し、フランスからの客員教授と親密な関係に。一時は服役中のトラウマに悩まされ、自傷行為で命を落としそうになるが、やがてトラウマも無事克服する。娘の親権問題に揺れた時期もあったアリソンは、ノアとの離婚が成立しカウンセラーの職にも就き、娘と2人で再スタートを切る。長男の入院がきっかけで出会った医師と一緒に住み始めたヘレンは、自分をかばって服役したノアに対する良心の呵責に悩まされるも、家族に真実を打ち明けてすっきりする。再婚したコールはようやくアリソンを忘れることができ、仕事も順調で家も手に入れる。
シーズン4では、ヘレン一家がロサンゼルスへ移住し、子供たちを追いかけてノアもロサンゼルスへ移住。ロサンゼルスの高校で教師も始める。一方モントークでは、アリソンは仕事場を訪れた男性といい雰囲気になり、コールが経営権を持つダイナーには大手レストランチェーンから買収の話が舞い込む。過去を振り切り、それぞれが再スタートを切ったかに見えた4人だったが、やがて過去は切っても切り離せず、4人の人生はまたも絡み合っていく運命にあることを悟る。