ストーリー
新型コロナウイルスの脅威が世界中を襲い、ニューヨーク州やカリフォルニア州に続いてルイジアナ州ニューオーリンズでも外出禁止令が発出されることになった。未曾有のウイルスによるパンデミックが拡大する中、プライドの元にNGOの人道支援船エターナル・ホープに乗船していたポーラ・クック海軍中尉が不審死を遂げたという一報が入る。支援船エターナル・ホープは、研究目的で世界中の感染ホットスポットを巡っており、中南米に向かっている最中にパンデミックが起きたため、医療物資提供のためにアメリカに戻る途上にあったという。そこで、詳しい捜査のためにグレゴリオとカーターが停泊中の船舶に派遣されることになった。夜間警備員の話によれば、深夜にクック中尉と見られる人物がデッキから飛び降りたという話であったが、デッキの一部に拭き取られたような血痕が見つかり、殺人事件の線が濃厚になる。その後、船内での捜査を進めたグレゴリオとカーターは、工具室にコロナ感染者と見られる数名の船員が閉じ込められているのを発見する……。