ストーリー
レイモンド・“レッド”・レディントンは、20年にもわたるFBIの最重要指名手配犯の一人。世界中の犯罪者たちの裏取引に協力し、“犯罪コンシェルジュ”と呼ばれる彼が突然FBIに出頭し、自身が関わってきた凶悪犯罪者たちの逮捕に協力すると持ちかける。そのレディントンの連絡役に指名されたのがFBIの新人捜査官エリザベス・“リズ”・キーン。エリザベスは時に反発しながらも、レディントンをパートナーに数々の犯罪捜査にあたることに。何も語ろうとしないレディントンではあったが、エリザベスを指名したのには、彼女の過去に理由があるようだ。
レディントンとの出会いをきっかけに、信じていた夫トムの裏切り、最愛の養父の不可解な死を経験し、人生が激変したエリザベス。レディントンに対する不信感や怒りを抱えながらも、謎に包まれた出自を知るべく、捜査を開始する……。
やがてエリザベスは、アメリカ合衆国政府と各国政府の要人、企業幹部から構成される陰謀組織「結社」と、極秘ファイル“フルクラム”の存在をつきとめる。凶悪犯ベルリンをレディントンに仕向けたのも実は「結社」が仕組んだことだったのだ。さらに、「結社」はエリザベスをロシアのテロ工作員に仕立て上げ、ロシアとの冷戦再開を企てていた。追い詰められたエリザベスは「結社」のメンバーである司法長官コノリーを射殺してしまう。一方レディントンは極秘ファイル“フルクラム”をメディアにリークすることとなり、二人はFBIと「結社」から追われる身となる。
指名手配犯エリザベス・キーン、そしてレイモンド・レディントンを逮捕するため特別捜査チームを指揮することになったのは、これまでエリザベスのパートナーであったレスラー捜査官だった。レディントンはエリザベスを守るため、ある取引を持ちかけるのだが……。